鼻炎治療の薬

鼻炎には、大きく分けてウィルス性のもの（風邪など）と、アレルギーによるものとがあります。当然、鼻炎の原因によって治療は異なってきます。風邪によるものですと、まずは風邪の治療を行うことになります。風邪の治療とは言っても、ほとんどが対症療法となります。喉の痛みをともなったり熱が出たり体がだるかったりという症状が鼻炎の症状と共に出るようでしたら、ウィルス性のものと考えて治療することになります。

一方、アレルギー性の鼻炎では、花粉症が有名ですが、ハウスダストやダニ、カビなども原因となります。鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの不快な症状が出ます。こちらも、治療は対処療法が中心となります。鼻炎治療の薬として、一般的に薬局などで発売されているのは、抗ヒスタミン剤と呼ばれるものです。ただし、この薬には眠くなる副作用があるため、嫌がられることが多いです。運転する仕事に就いている人にはすすめられません。

同じ抗ヒスタミン剤でも、眠くなる作用を利用して、夜だけ飲めばよいタイプなどもあります。これで日中の眠気が抑えられるなら、鼻炎の治療に向いているでしょう。また、鼻炎の症状は、朝と夕方に強く出る人も多いので、その頃に薬が効くように作られている鼻炎治療のお薬もあります。自分にあった鼻炎の治療を選ぶようにしましょう。